京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

最近の英語勉強法

ガイドを始める前に、ガイドの仕事は帰国子女やバイリンガルしかできないと思っていた。 帰国子女でもバイリンガルでも無い私。 試験は運良く合格!したものの、果たしてやっていけるのか不安だった。 試験に合格すると、たいていいくつかのガイド団体が新人…

ガイドをしていて感じる”多様性”

私はプライベートガイドなので、ツアー中、お客さんとこってり色々な話をする。 するとあらゆる価値観に触れる。 それはもちろん、個人レベルの価値観もあるが、お客様が色々な国、色々なバックグラウンドを持っていて、それぞれ宗教も国籍も人種も、育った…

悟るってどういう事?

先日お客様と禅寺を訪ねたときの事。 お客様はMBAコースの教授仲間ということで、とにかく理詰め。 質問もガンガン飛んでくるし、英語も早くてやや聞き取れない そんな中、庭を見ながら 禅とは仏教とは、、と質問攻めにあいながら時間を過ごしていると とこ…

ホテルのお迎えで感じた事

お客様のお迎えで、いわゆる高級外資系ホテルに行く事が多いのですが その際に感じた事。 Aホテルは、有名な高級ホテルで施設設備は恐らく京都で一番。 中で働くスタッフの方も、なんともシュッとしていて 皆さん英語ペラペラで堪能。 朝、お客様を見かける…

Guestが京都で一番喜ぶ場所はどこか 〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

私の場合プライベートツアーを専門としていますが、当日のツアー内容は大きく2種類。①あらかじめ旅行会社が設定した行程 ②事前にguestとやりとして、相談して決めた行程 最近は、直接予約のお客様が増えて②のケースが多い。 その際にguestからリクエストと…

パースの謎  〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

丸一日から数日、お客様と一緒に過ごす通訳ガイドの現場、そこは統計データやリサーチでは見えてこない、外国人目線の現場ネタの宝庫です。 ですが、多くのガイド(私も)はフリーランスでツアーごとに受託して働いているケースが多い為、大きな問題やリスク…

ガイド的 助っ人大賞 2016

2016年も残りわずか、勝手ながらこの1年お世話になった 助っ人の皆様を表彰したいと思います。 ガイドといえば、 お客様のスムーズな旅のサポートは大前提。 大きなトラブルもなく、無事に終えれば大満足ではあるのですが とはいえ、やはり関西人魂。 なんと…

私がガイドをする理由

もともとのきっかけは 海外と接点のある仕事をしたいなぁ 好きな地元の為に働きたいなぁ、、程度でしたが 仕事を進めるうちに最近ふつふつと沸いてきているテーマがあります。 ”京都を多くの人にとって必要な場所にする” ガイドをする為に、多くの寺社の歴史…

ガイディングの準備

プロとしてガイドするには、一つのツアーをするにも下準備がしっかり(私の場合はまだかなり、、汗)必要です。 特に京都は訪問地が様々になります。 その中でも特に大事なのが”下見” 特にWalking Tourでは、歩き回るツアーになるので当日のルートを想定した…

この中に、休日に、そして英語で診察してくださるお医者さまはいらっしゃいませんか〜?

ポルトガルからのご夫婦。 本日の予定を確認して、さぁスタート!とホテルを出た瞬間、 ダンナ様:Eri ちょっと最初に薬局に寄っていきたいんだけど と、リクエスト。 了解しました〜、ということで、ちょうどホテルを出てすぐの角の薬局に。 私:何を買いた…

カメラを持たずに出掛けよう

個人旅行のアメリカからのお客様。 大学で宗教学を教えていらっしゃるということで日本の宗教にも興味津々。 仏教の考え方が好きで、なんと改宗までしたそうです。 これは、えらい難しい質問されたら困るなぁ、、と密かに怯えながら東寺までの道をぶらぶら。…

全員が楽しむスタイル

(お迎えの様子) フィリピン3世代ファミリーとのツアー。 最初の目的地、金閣寺に到着。 朝から中々の混雑ぶり。 それもお構いなしに、Wao〜!と喜ぶご家族。 そして写真撮影開始! 撮ります。撮ります。たくさん撮ります。 日本だと子供を並ばせて、はー…

朝のお迎え

フィリピンから3世代ファミリーのツアー。 朝のお迎えに宿へ。 最近流行のAirB&Bで、いわゆる住宅街の中の一軒家。 ちょっと早めに到着してしまったため、待つ場所もなく朝から住宅街を怪しげにうろつく私。 そろそろ時間かな、と思い、”ピンポーン”とチャ…

感動のザビエル

お客様に喜んでもらってなんぼのガイド。 なので、お客様が感動している様子はとても嬉しいものです。 感動の表現も様々。 Oh! My! Gosh! 1語1語リアクションしながら Oh my goooooosh ため息まじりに Waoh...... 目をキラキラさせながら囁くように Terrif…

ガイドの仕事とは

まだまだ経験の浅い私が、言える話ではないのですが 今感じること。 ガイドの仕事は、スポーツや!! ツアー前の緊張感、しっかり準備はしてきたつもりやけど、本番大丈夫かなぁ、、という不安。お迎えのホテル到着まで改めてブツブツシミュレーションしなが…

千手観音様助けて〜

イギリスからのご家族と、東山エリアとぐるっと巡るウォーキングツアー。 まずは、三十三間堂。 自分の中の予定では三十三間堂で滞在時間約45分で見積もり。 雨が強かったので、駅からお寺までタクシーで向かう中、三十三間堂の縁起や当時の時代背景など一通…

桜と美女と侍帽子のお父さん

京都の桜を見に来られた南米のご家族をご案内。 母国語はスペイン語ということで、スペイン語ガイドの友達にアドバイスを仰いだところ、挨拶をBuenos dias!!って始めれば”つかみ”はOKやで、と教えてもらい朝のホテルでの待ち合わせ。 私:Bunenos dias!! セ…

わらしべ長者への道!?

昨日の出来事。 仕事のオフを利用して紅葉のピークシーズンに入る前に、 東山エリアをしっかり見ておこうと思い 銀閣寺の近くから哲学の道を下りながらぶーらぶら。 平日ということもあり、人もまばらで、いるのは主に欧米の個人旅行の人たち。 皆、思い思い…

もう狩野派だけとは言わせない

京都をブラブラしていると、国宝級のお宝や、数百年前の物が、さりげなくポンと置いてあったりします。 知らなければ、ただの古い物、でもその歴史やストーリーを知ると一気に面白くなります。私自身、そんな体験をした1つの場所が智積院での襖絵、そしてそ…

自分の言葉で伝える力

今回は、ちょっと真面目?な記事です。 先日とある勉強会にて話題になった話です。 通訳ガイドに求められる力。 色々とありますが一番大きいのは語学力のイメージだと思います。 じゃあ、語学力があれば良いのか。 であれば、例えばずーっと海外で育ってきた…

インテリ家族

イギリスから来られた4人家族のお客様とのツアー。 子供達はまだ小学生と幼稚園。 お父さんはトルコ人、お母さんはフランス人、そしてイギリス在住ということで 既にトルコ語、フランス語、英語を流暢に話すトリリンガルな子供達。 小学生のお兄ちゃん、初…

これぞ借景!

私の好きな場所、2回目は『無鄰庵』です。 南禅寺のすぐ近くにある、山県有朋の別荘だったお家です。 ここは彼の京都の別荘ということで、勿論居心地良く過ごせるように作られたからだとは思いますが、とにかく気持ちがよい。そして私が心惹かれるのは、何…

空っぽになった、トランクケース

ドイツから撮影旅行に来ていたお客様との2週間の旅が終わり、いよいよ空港までお見送りをしたときの事。 時刻は既に夜の19時頃。チェックインが長蛇の列で、長々と待たされ疲れも皆ピーク。 ようやくカウンターまで辿り着き、荷物を預けようとすると、 (…

会いに行ける仏様

※注:私的理解で記載しています※ 観光スポットに限らず私の好きな京都の場所を少しずつ紹介してきたいと思います。 といいつつ第1回目はベタに、、東寺の立体曼荼羅。 (東寺HPより) お寺の中でひっそりと佇む仏様も趣があって好きですが、”ジャジャーン”…

"丁度よい”

下見も兼ねて大原のお寺を訪ねたときのこと。 人が少なく和尚さんとお話をしていた時に、「そうそうこれ、あなたにあげますよ」と頂きました。 静かなお寺でお庭をゆっくり眺めながら読みました。 そのロケーションも手伝って、当時、ちょっと凹んでいた私に…

集合できない私たち

南米からの10名の団体のお客様(おば様達)とのツアー。 京都に行く前に東京で数泊。 その中の1日に秋葉原に行く事になりました。 それまでの数日、おばさま達のパワーというか、その奔放さ、主張の強さ、Going My Wayな感じに、おばちゃんは国籍問わずおば…

やっぱり自分でしょ!

先日アジアのお客様が集まる国際会議にブースを出したときの事。 撮りためた京都の写真をスライドショーで流していたら、ニコニコしながら近づいてくる青年。フィリピンからやってきたとの事。 (青年)素敵な写真だね。君が撮ったの? (私)はい、私と、う…

そして別れの時

トルコご夫婦との最終日。 時に怒られ、荷物を持たされ、パシらされ、でも沢山笑い、写真を撮りあい、お互いの国の事、家族の事、文化の事、色々話したりして、絆も深まったこの3日間。 いよいよ別れの朝となり、品川駅新幹線のホームまでお見送り。(この…

カメラで、てんやわんや 〜後編〜

前編はこちら ようやく予定通りのペースに戻り優雅な旅をする予定だった私たち。 目的地への車中で。 (ご主人)Eri ! 困ったよ!! (私)どうしました? (ご主人)彼女のカメラのデータだけど消えてしまうと困るから念のためPCに保存しておきたいんだ。 …

カメラで、てんやわんや 〜前編〜

引き続き、トルコのご夫婦との2日目。 その日は美術館や庭園やらを見て回ることを楽しみに優雅な時間をイメージしていました。 当日の朝、ホテルのロビーで待ち合わせ。 再開して早々に (ご主人)困ったよ、Eri。カメラの充電がなくなりそうなんだ。今回の…

トイレに行きたいのは彼女だ!

初めて1人でお客様をご案内した時のことです。しかも京都ではなく東京パートの担当、、。ガイドとしては勿論、英語力も東京にも自信がなく、その日に向けて、何度も何度も下見を重ねました。 道順オッケー、所要時間オッケー、説明内容オッケー、トイレ場所…