京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

ガイドの仕事道具HACK #1

仕事道具がしっくりくると、仕事へのテンションも上がるタイプの私。ここ数年色々と試してきた結果、いくつかのお気に入りをご紹介したいと思います。 まずはwalking tourのガイドとしては、必須の相棒である”靴”。 ガイド用の靴選びで大事にしている幾つか…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア④

前の記事はこちら ① ② ③ ヨーロッパの観光地の底力を感じ入った旅となったが、とはいえ、ヨーロッパの人からみたら日本はまるで異世界そこに旅するワクワク感はきっと高い。 どんな場所でどんな事をして、どんなガイディングをすると良いか、、沢山アイデア…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア③

前の記事はこちら↓ ① ② 今回の旅で一番良いなと感じたのは、街の景色自体が出来上がっているところ。 古い美しい町並みに囲まれながら、市街を歩き回るのでずっと夢の中にいるような、異世界情緒を楽しみ続けられる。 一方でかつて共産圏だったという街の名…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア②

前記事はこちら↓ ガイドが見たクロアチアとスロベニア① 基本的に観光地や街中の案内の看板は、 英語、ドイツ語、イタリア語、クロアチア語 or スロベニア語の4カ国表示。アジア言語は無し。 自国の言語表記が無いと、あまりwelcomeされている印象がない、と…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア①

ガイドの職業病と言えば、自分が旅行に行ったときもついつい観光地をガイド目線で見てしまうこと といっても現地に降り立つと、テンション上がってすっかり観光客としてひたすら楽しかった。丁度一年前の出来事だが、当時のメモを引っ張りだし振り返ってみた…

マイペース ダディー

アメリカからの4人家族のお客様。 朝の待ち合わせ、優雅に現れたお母さんと、2人の子供達。 待つ事数分、、、 母:主人もうすぐ来ると思うわ、ごめんね。いつもこうなの。 いえいえ、大丈夫と思いながら、更に待つ事数分、、父登場。 今思えば、この時気付…

Guestの日本への興味度合い 〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

ガイドの現場に出る前、プライベートガイドを付けるお客様というのは、既に日本や文化に興味があって、更に深く知りたいからガイドを雇うのでは、と思っていた。 が、現実はちょっと違っていた。 あくまで、私が関わっているお客様という前提になるがプライ…

最近の英語勉強法

ガイドを始める前に、ガイドの仕事は帰国子女やバイリンガルしかできないと思っていた。 帰国子女でもバイリンガルでも無い私。 試験は運良く合格!したものの、果たしてやっていけるのか不安だった。 試験に合格すると、たいていいくつかのガイド団体が新人…

ガイドをしていて感じる”多様性”

私はプライベートガイドなので、ツアー中、お客さんとこってり色々な話をする。 するとあらゆる価値観に触れる。 それはもちろん、個人レベルの価値観もあるが、お客様が色々な国、色々なバックグラウンドを持っていて、それぞれ宗教も国籍も人種も、育った…

悟るってどういう事?

先日お客様と禅寺を訪ねたときの事。 お客様はMBAコースの教授仲間ということで、とにかく理詰め。 質問もガンガン飛んでくるし、英語も早くてやや聞き取れない そんな中、庭を見ながら 禅とは仏教とは、、と質問攻めにあいながら時間を過ごしていると とこ…

ホテルのお迎えで感じた事

お客様のお迎えで、いわゆる高級外資系ホテルに行く事が多いのですが その際に感じた事。 Aホテルは、有名な高級ホテルで施設設備は恐らく京都で一番。 中で働くスタッフの方も、なんともシュッとしていて 皆さん英語ペラペラで堪能。 朝、お客様を見かける…

Guestが京都で一番喜ぶ場所はどこか 〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

私の場合プライベートツアーを専門としていますが、当日のツアー内容は大きく2種類。①あらかじめ旅行会社が設定した行程 ②事前にguestとやりとして、相談して決めた行程 最近は、直接予約のお客様が増えて②のケースが多い。 その際にguestからリクエストと…

パースの謎  〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

丸一日から数日、お客様と一緒に過ごす通訳ガイドの現場、そこは統計データやリサーチでは見えてこない、外国人目線の現場ネタの宝庫です。 ですが、多くのガイド(私も)はフリーランスでツアーごとに受託して働いているケースが多い為、大きな問題やリスク…

ガイド的 助っ人大賞 2016

2016年も残りわずか、勝手ながらこの1年お世話になった 助っ人の皆様を表彰したいと思います。 ガイドといえば、 お客様のスムーズな旅のサポートは大前提。 大きなトラブルもなく、無事に終えれば大満足ではあるのですが とはいえ、やはり関西人魂。 なんと…

私がガイドをする理由

もともとのきっかけは 海外と接点のある仕事をしたいなぁ 好きな地元の為に働きたいなぁ、、程度でしたが 仕事を進めるうちに最近ふつふつと沸いてきているテーマがあります。 ”京都を多くの人にとって必要な場所にする” ガイドをする為に、多くの寺社の歴史…

ガイディングの準備

プロとしてガイドするには、一つのツアーをするにも下準備がしっかり(私の場合はまだかなり、、汗)必要です。 特に京都は訪問地が様々になります。 その中でも特に大事なのが”下見” 特にWalking Tourでは、歩き回るツアーになるので当日のルートを想定した…

この中に、休日に、そして英語で診察してくださるお医者さまはいらっしゃいませんか〜?

ポルトガルからのご夫婦。 本日の予定を確認して、さぁスタート!とホテルを出た瞬間、 ダンナ様:Eri ちょっと最初に薬局に寄っていきたいんだけど と、リクエスト。 了解しました〜、ということで、ちょうどホテルを出てすぐの角の薬局に。 私:何を買いた…

カメラを持たずに出掛けよう

個人旅行のアメリカからのお客様。 大学で宗教学を教えていらっしゃるということで日本の宗教にも興味津々。 仏教の考え方が好きで、なんと改宗までしたそうです。 これは、えらい難しい質問されたら困るなぁ、、と密かに怯えながら東寺までの道をぶらぶら。…

全員が楽しむスタイル

(お迎えの様子) フィリピン3世代ファミリーとのツアー。 最初の目的地、金閣寺に到着。 朝から中々の混雑ぶり。 それもお構いなしに、Wao〜!と喜ぶご家族。 そして写真撮影開始! 撮ります。撮ります。たくさん撮ります。 日本だと子供を並ばせて、はー…

朝のお迎え

フィリピンから3世代ファミリーのツアー。 朝のお迎えに宿へ。 最近流行のAirB&Bで、いわゆる住宅街の中の一軒家。 ちょっと早めに到着してしまったため、待つ場所もなく朝から住宅街を怪しげにうろつく私。 そろそろ時間かな、と思い、”ピンポーン”とチャ…

感動のザビエル

お客様に喜んでもらってなんぼのガイド。 なので、お客様が感動している様子はとても嬉しいものです。 感動の表現も様々。 Oh! My! Gosh! 1語1語リアクションしながら Oh my goooooosh ため息まじりに Waoh...... 目をキラキラさせながら囁くように Terrif…

ガイドの仕事とは

まだまだ経験の浅い私が、言える話ではないのですが 今感じること。 ガイドの仕事は、スポーツや!! ツアー前の緊張感、しっかり準備はしてきたつもりやけど、本番大丈夫かなぁ、、という不安。お迎えのホテル到着まで改めてブツブツシミュレーションしなが…

千手観音様助けて〜

イギリスからのご家族と、東山エリアとぐるっと巡るウォーキングツアー。 まずは、三十三間堂。 自分の中の予定では三十三間堂で滞在時間約45分で見積もり。 雨が強かったので、駅からお寺までタクシーで向かう中、三十三間堂の縁起や当時の時代背景など一通…

桜と美女と侍帽子のお父さん

京都の桜を見に来られた南米のご家族をご案内。 母国語はスペイン語ということで、スペイン語ガイドの友達にアドバイスを仰いだところ、挨拶をBuenos dias!!って始めれば”つかみ”はOKやで、と教えてもらい朝のホテルでの待ち合わせ。 私:Bunenos dias!! セ…

わらしべ長者への道!?

昨日の出来事。 仕事のオフを利用して紅葉のピークシーズンに入る前に、 東山エリアをしっかり見ておこうと思い 銀閣寺の近くから哲学の道を下りながらぶーらぶら。 平日ということもあり、人もまばらで、いるのは主に欧米の個人旅行の人たち。 皆、思い思い…

もう狩野派だけとは言わせない

京都をブラブラしていると、国宝級のお宝や、数百年前の物が、さりげなくポンと置いてあったりします。 知らなければ、ただの古い物、でもその歴史やストーリーを知ると一気に面白くなります。私自身、そんな体験をした1つの場所が智積院での襖絵、そしてそ…

自分の言葉で伝える力

今回は、ちょっと真面目?な記事です。 先日とある勉強会にて話題になった話です。 通訳ガイドに求められる力。 色々とありますが一番大きいのは語学力のイメージだと思います。 じゃあ、語学力があれば良いのか。 であれば、例えばずーっと海外で育ってきた…

インテリ家族

イギリスから来られた4人家族のお客様とのツアー。 子供達はまだ小学生と幼稚園。 お父さんはトルコ人、お母さんはフランス人、そしてイギリス在住ということで 既にトルコ語、フランス語、英語を流暢に話すトリリンガルな子供達。 小学生のお兄ちゃん、初…

これぞ借景!

私の好きな場所、2回目は『無鄰庵』です。 南禅寺のすぐ近くにある、山県有朋の別荘だったお家です。 ここは彼の京都の別荘ということで、勿論居心地良く過ごせるように作られたからだとは思いますが、とにかく気持ちがよい。そして私が心惹かれるのは、何…

空っぽになった、トランクケース

ドイツから撮影旅行に来ていたお客様との2週間の旅が終わり、いよいよ空港までお見送りをしたときの事。 時刻は既に夜の19時頃。チェックインが長蛇の列で、長々と待たされ疲れも皆ピーク。 ようやくカウンターまで辿り着き、荷物を預けようとすると、 (…