京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

ガイドの仕事道具(かばん編)

ガイドの仕事道具で、中々しっくり来る物に出会えず、色々と試し続けているものの1つが、カバン。 ちょっと簡単に私のカバンジプシー歴をご紹介。 ①ナナメ掛けナイロン小さめカバン+A4手提げトート駆け出しの頃。取りあえず分からない事だらけなので、困っ…

冷静と情熱の間 のガイディング

この仕事をしていて、誤解を受けやすいのが”通訳案内士”という名称で ”通訳”とついているので、通訳する人と思われがちだが実際の業務での通訳は全体の10%も無いくらいだと思われる。 実際には、話す内容は全てガイド自身が考え、作って、現場で説明をして…

ガイドであり、インタビュアーである

ガイドの仕事をしていて、大切だなぁと感じるのがバランス感覚だ。 ゲストと地元の人との間 ゲストと旅行会社の間 自分のゲストと他のゲストとの間 など、色々な相手の間で立ち回るので、どちらかに肩入れしすぎると、必ずこじれてくる。 もしどれか1つしか…

ツアー中のお宿事情

私の場合、多くのゲストは欧米からなので、だいたい日本滞在期間が2週間〜3週間という人が多い。 その中で、京都は通常行程の後半に来るので、それまでの旅路についての、色々な話を聞かせてくれる。そういったやり取りから感じる、お客様が求めているお宿…

経験値に要注意

どんな仕事でも経験を積み重ねていくと、基本的には良くなっていく一方だが要注意!と感じるのが、ゲストへの理解だ。 経験が積み重なると無意識に、どこかカテゴライズしてしまっている自分に気付く事がある。 あー、ヨーロッパ系ならこう、アジア系はこう…

Happy wife, Happy tour

私の場合、プライベートツアーをメインとしているためお客様の多くがカップルかご家族。丸一日〜数日近く一緒に過ごすので、お客様のプライベート空間にお邪魔して過ごしているような距離感になる。 ツアーでは、良い時間を過ごしたな、と感じて欲しいし、私…

ガイドでリピーターを増やすには? <縦と横>

どんな業務も大きくストック型とフロー型に分かれるが、 ガイド、特に私の場合はいわゆるフロー型になると思われる。 というのも、顧客は基本的に欧米からなので、十数時間かけて、数十万円かけてやってくる。つまりそんなに頻繁に日本にやってこれる距離感…

ツアーと人生、時間の使い方

私はプライベートツアーをメインで担当するので基本的にツアーの行程はお客様次第だ。 もうあなたに任せるわ!と丸投げしてくる人もいるし これと、これとこれは絶対に行きたい!としっかりとリストを送ってくる人もいる。 私はこういう時間の過ごし方が好き…

受け取るバトン、繋ぐバトン

ガイドをしていると大袈裟に聞こえるかもしれないが日本中の全ての人に感謝したくなる瞬間がある。 というのも 京都でお迎えするお客様は、たいてい日本旅行の行程の中盤、もしくは後半。特に私が担当する欧米のお客様の多くは成田や羽田に到着し、東京から…

通訳ガイド2次試験勉強方法

時々問い合わせを頂くのでまとめてみた。 私が受験をしたのは、2014年なので方針は少し変わってきているかもしれないが 1次試験の合格発表があったと思ったら、あと1ヶ月でいきなり2次!という焦らせれるスケジュールは同じだと思うので、最後の1ヶ月強をど…

ガイドの仕事道具(靴編)

仕事道具がしっくりくると、仕事へのテンションも上がるタイプの私。ここ数年色々と試してきた結果、いくつかのお気に入りをご紹介したいと思います。 まずはwalking tourのガイドとしては、必須の相棒である”靴”。 ガイド用の靴選びで大事にしている幾つか…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア④

前の記事はこちら ① ② ③ ヨーロッパの観光地の底力を感じ入った旅となったが、とはいえ、ヨーロッパの人からみたら日本はまるで異世界そこに旅するワクワク感はきっと高い。 どんな場所でどんな事をして、どんなガイディングをすると良いか、、沢山アイデア…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア③

前の記事はこちら↓ ① ② 今回の旅で一番良いなと感じたのは、街の景色自体が出来上がっているところ。 古い美しい町並みに囲まれながら、市街を歩き回るのでずっと夢の中にいるような、異世界情緒を楽しみ続けられる。 一方でかつて共産圏だったという街の名…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア②

前記事はこちら↓ ガイドが見たクロアチアとスロベニア① 基本的に観光地や街中の案内の看板は、 英語、ドイツ語、イタリア語、クロアチア語 or スロベニア語の4カ国表示。アジア言語は無し。 自国の言語表記が無いと、あまりwelcomeされている印象がない、と…

ガイドが見たクロアチアとスロベニア①

ガイドの職業病と言えば、自分が旅行に行ったときもついつい観光地をガイド目線で見てしまうこと といっても現地に降り立つと、テンション上がってすっかり観光客としてひたすら楽しかった。丁度一年前の出来事だが、当時のメモを引っ張りだし振り返ってみた…

マイペース ダディー

アメリカからの4人家族のお客様。 朝の待ち合わせ、優雅に現れたお母さんと、2人の子供達。 待つ事数分、、、 母:主人もうすぐ来ると思うわ、ごめんね。いつもこうなの。 いえいえ、大丈夫と思いながら、更に待つ事数分、、父登場。 今思えば、この時気付…

Guestの日本への興味度合い 〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

ガイドの現場に出る前、プライベートガイドを付けるお客様というのは、既に日本や文化に興味があって、更に深く知りたいからガイドを雇うのでは、と思っていた。 が、現実はちょっと違っていた。 あくまで、私が関わっているお客様という前提になるがプライ…

最近の英語勉強法

ガイドを始める前に、ガイドの仕事は帰国子女やバイリンガルしかできないと思っていた。 帰国子女でもバイリンガルでも無い私。 試験は運良く合格!したものの、果たしてやっていけるのか不安だった。 試験に合格すると、たいていいくつかのガイド団体が新人…

ガイドをしていて感じる”多様性”

私はプライベートガイドなので、ツアー中、お客さんとこってり色々な話をする。 するとあらゆる価値観に触れる。 それはもちろん、個人レベルの価値観もあるが、お客様が色々な国、色々なバックグラウンドを持っていて、それぞれ宗教も国籍も人種も、育った…

悟るってどういう事?

先日お客様と禅寺を訪ねたときの事。 お客様はMBAコースの教授仲間ということで、とにかく理詰め。 質問もガンガン飛んでくるし、英語も早くてやや聞き取れない そんな中、庭を見ながら 禅とは仏教とは、、と質問攻めにあいながら時間を過ごしていると とこ…

ホテルのお迎えで感じた事

お客様のお迎えで、いわゆる高級外資系ホテルに行く事が多いのですが その際に感じた事。 Aホテルは、有名な高級ホテルで施設設備は恐らく京都で一番。 中で働くスタッフの方も、なんともシュッとしていて 皆さん英語ペラペラで堪能。 朝、お客様を見かける…

Guestが京都で一番喜ぶ場所はどこか 〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

私の場合プライベートツアーを専門としていますが、当日のツアー内容は大きく2種類。①あらかじめ旅行会社が設定した行程 ②事前にguestとやりとして、相談して決めた行程 最近は、直接予約のお客様が増えて②のケースが多い。 その際にguestからリクエストと…

パースの謎  〜シリーズ:京都インバウンドの現場から〜

丸一日から数日、お客様と一緒に過ごす通訳ガイドの現場、そこは統計データやリサーチでは見えてこない、外国人目線の現場ネタの宝庫です。 ですが、多くのガイド(私も)はフリーランスでツアーごとに受託して働いているケースが多い為、大きな問題やリスク…

ガイド的 助っ人大賞 2016

2016年も残りわずか、勝手ながらこの1年お世話になった 助っ人の皆様を表彰したいと思います。 ガイドといえば、 お客様のスムーズな旅のサポートは大前提。 大きなトラブルもなく、無事に終えれば大満足ではあるのですが とはいえ、やはり関西人魂。 なんと…

ガイディングの準備

プロとしてガイドするには、一つのツアーをするにも下準備がしっかり(私の場合はまだかなり、、汗)必要です。 特に京都は訪問地が様々になります。 その中でも特に大事なのが”下見” 特にWalking Tourでは、歩き回るツアーになるので当日のルートを想定した…

この中に、休日に、そして英語で診察してくださるお医者さまはいらっしゃいませんか〜?

ポルトガルからのご夫婦。 本日の予定を確認して、さぁスタート!とホテルを出た瞬間、 ダンナ様:Eri ちょっと最初に薬局に寄っていきたいんだけど と、リクエスト。 了解しました〜、ということで、ちょうどホテルを出てすぐの角の薬局に。 私:何を買いた…

カメラを持たずに出掛けよう

個人旅行のアメリカからのお客様。 大学で宗教学を教えていらっしゃるということで日本の宗教にも興味津々。 仏教の考え方が好きで、なんと改宗までしたそうです。 これは、えらい難しい質問されたら困るなぁ、、と密かに怯えながら東寺までの道をぶらぶら。…

全員が楽しむスタイル

(お迎えの様子) フィリピン3世代ファミリーとのツアー。 最初の目的地、金閣寺に到着。 朝から中々の混雑ぶり。 それもお構いなしに、Wao〜!と喜ぶご家族。 そして写真撮影開始! 撮ります。撮ります。たくさん撮ります。 日本だと子供を並ばせて、はー…

朝のお迎え

フィリピンから3世代ファミリーのツアー。 朝のお迎えに宿へ。 最近流行のAirB&Bで、いわゆる住宅街の中の一軒家。 ちょっと早めに到着してしまったため、待つ場所もなく朝から住宅街を怪しげにうろつく私。 そろそろ時間かな、と思い、”ピンポーン”とチャ…

感動のザビエル

お客様に喜んでもらってなんぼのガイド。 なので、お客様が感動している様子はとても嬉しいものです。 感動の表現も様々。 Oh! My! Gosh! 1語1語リアクションしながら Oh my goooooosh ため息まじりに Waoh...... 目をキラキラさせながら囁くように Terrif…