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京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で旅行プランナー、通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

やっぱり自分でしょ!

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先日アジアのお客様が集まる国際会議にブースを出したときの事。

撮りためた京都の写真をスライドショーで流していたら、ニコニコしながら近づいてくる青年。フィリピンからやってきたとの事。

(青年)素敵な写真だね。君が撮ったの?

(私)はい、私と、うちのスタッフで撮ったんですよ。いいでしょ♪

(青年)まぁ、なかなかいいんじゃない。ちなみに僕も写真好きなんだ。

(私)へぇ、どんな写真を撮るんですか?

(青年)色々だけど、今回もばっちり機材を持ってきたよ。

と、おもむろに取り出したニコンの一眼レフ、三脚、等。

そして会場の看板の前にセットを始めました。

三脚をたてて、カメラをセットし、ファインダーを何度も覗いては微調整を繰り返し、かれこれ30分以上も入念に準備。誰かの記念写真でも撮ってあげるのかなぁ、と思っていたら、ゆっくりと看板の前に歩き始めた彼。

カメラの方に振り返り、右手には遠隔操作のシャッター。

”カチッ”

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え?

自分? 自分撮り?? しかもまさかの棒立ちポーズ?

そして、再度カメラに戻り撮った写真をチェックし、設定を再調整、再び看板の前に戻り

”カチカチカチカチカチッ”

え? またしても自分撮り? しかも連写? しかも棒立ちで連写って意味ある?

その後も彼は何度も、看板の前とカメラを行き来して、自分を撮り続けること1時間。ようやく満足できたようで帰って行きました。

この様子は彼だけに限らす、参加者の方の多くが、自分撮りに一生懸命でした。且つ、他の人が写り込むのは嫌なようで、お互いに撮影のタイミングを見計らって、自分たちだけで写る事に拘っていました。そして素朴に棒立ちで写る人が多かったです。

ちなみに次の日のツアーでは、予想通り、皆自分撮りに大忙し。ガイドは、ほぼカメラマンと化して皆の写真をひたすら撮り続けたのでした。

●教訓●

アジアのお客様の時は、写真の時間は意識的に確保するべし