京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で旅行プランナー、通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

集合できない私たち

南米からの10名の団体のお客様(おば様達)とのツアー。

京都に行く前に東京で数泊。

その中の1日に秋葉原に行く事になりました。

それまでの数日、おばさま達のパワーというか、その奔放さ、主張の強さ、Going My Wayな感じに、おばちゃんは国籍問わずおばちゃんなのだと痛感していた中での、秋葉原

私でも目が廻るようなこの複雑な街に彼女達を解き放っていいのだろうか、、いや、きっと大変なことになる。

既に後悔する事を確信しながらも、良い対策が思いつかないまま予定の時間となり秋葉原でのショッピングタイムスタート。

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(私)では2時間後に、ここの緑の看板の前に待ち合わせですからね〜。間違わないでくださいね。2時間後に緑の看板ですからね!ね!

(おば様1)オッケー! No Problem !!    心配しないで〜♪

(おば様2)さあさあ、買いに行きましょ!私 SHESEIDOが買いたいわ

(おば様3)私は、SONYよね〜

(おば様4)Eri 、そこで何してるの、買い物手伝ってよ〜

(私)はいはい〜。

と早速ペースに巻き込まれながら買い物スタート。あれやこれやと、自分用にお土産用に皆さん買いまくり。さっきお昼をあんなにケチってたのに、電化製品はいいねんなぁ、と不思議に思いながらも、刻々と時間は過ぎ予定時間の5分前。

もちろん、まだ誰も来ていないでしょ、でも来てたりして、と少し期待しながら待ち合わせ場所に。がらーん。うんうん、大丈夫大丈夫。こんなもんでしょ。

そして予定の時間。2名ほど到着。

(おば様1)私達、ちゃんと来たわよ(自慢気)

(私)ありがとうございます〜。迷わなかったですか?良い買い物できました?

談笑しながら、他のおば様を待つ事しばらく、1人、また1人と無事に戻ってきて大草原に放った飼い犬が無事に帰ってきたような嬉しさを覚えながら、待つ事30分。

って、もう予定より30分遅刻なんですが、それでも何とか9名のおば様達が帰還。あと1名を待つ事、数分、、

(おば様5)まだなの〜? 待つの疲れちゃったわ。

(私)もう1名がお戻りでないんですよね、、一緒に買い物されてた方とかご存じないですか?

(おば様6)途中まで一緒だったんだけど、途中で分かれちゃったのよ。

(私)では、私ちょっと探してきますので、少しここで待っていてもらえますか?

そう伝えて、心当たりのあるお店をいくつか見て回るが見つからない、、あれー、どこいっちゃったんやろー、携帯もつながらへんし、連絡取れへんし、、どーしよう、、困ったなぁ、、と途方に暮れながら一旦、待ち合わせ場所に戻ってびっくり!おば様の数が半減している!!

(私)あれ、皆さんは??

(おば様7)待っている間に、ちょっと見てくるって出掛けていったわ。あっちのお店よ。

えーーーー!ちょっとーーーー、、と、脱走したおば様達を確保しにお店へ。ご機嫌に買い物をしている。。何とか確保して再び待ち合わせ場所に戻ろうとしたとき

(おば様4)あ、彼女から電話よ!!

(私)ほんまですか!!!!今、どこにいらっしゃるか聞いてもらえませんか?

行方不明のおば様が見つかった!どこだ、どこだ?

(おば様4)彼女、もうホテルに帰ったって、タクシーで。

え????どういう事????

(おば様4)迷ってわからなくなったから、タクシーを拾って、ホテルの連絡先を見せて帰ったんだって、お騒がせしちゃうわ。

何〜〜〜!なんでやねーーーーん!!

一人でタクシーで帰っちゃたの〜、、、? 

暫く空いた口が塞がらない私、、でも何よりも無事で良かったと安堵。念のため何かあった時にと渡していたホテルのカードとタクシー運転手に見せるメモ”このホテルまでお願いします”が役立ったようでした。

その後、皆さんをバスに乗せて、ホテルに帰りなんとか一件落着。

大人数の方をまとめるのは(特におばちゃん)、ほんまに大変と痛感した1日でした。華麗に団体を仕切るベテランガイドさん達をほんま尊敬します!

●教訓● 

団体ツアーの集合、わかりやすく&確実な誘導と万が一の時の対策を備えるべし