"丁度よい”
下見も兼ねて大原のお寺を訪ねたときのこと。
人が少なく和尚さんとお話をしていた時に、「そうそうこれ、あなたにあげますよ」と頂きました。
静かなお寺でお庭をゆっくり眺めながら読みました。
そのロケーションも手伝って、当時、ちょっと凹んでいた私にはすーーっと身に染みました。
内容自体は、もともと存在するようで、住職の方が気に入って書にされたとのこと。私自身は特別宗教心がある訳ではないのですが、大事にされてきた言葉にはとてもパワーがあるように感じます。言葉のプレゼントって素敵やなぁ、と思いました。
和尚さん、ありがとうー!
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"丁度よい”
お前はお前で丁度よい
顔も身体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸も喜びも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
卑下する必要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連れの人生
丁度よくないはずがない
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皆さんの心に残る言葉はありますか?