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京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で旅行プランナー、通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

空っぽになった、トランクケース

 

ドイツから撮影旅行に来ていたお客様との2週間の旅が終わり、いよいよ空港までお見送りをしたときの事。

時刻は既に夜の19時頃。チェックインが長蛇の列で、長々と待たされ疲れも皆ピーク。

ようやくカウンターまで辿り着き、荷物を預けようとすると、

(スタッフ)すみません、これは重量オーバーですので、機内に持ち込みはできません。

(ご主人)え?だって、行きは持ち込めたんだぜ。

(スタッフ)そうですか、でも重量オーバーですので、この状態では持ち込めませんので、他の荷物に入れるなどして軽くしてください。(キッパリ)

(ご主人)なんてこったい!!!

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(奥様)しょうがないから、私の荷物に少し移動させましょ?まだスペースがあるから。

(ご主人)大切なレンズなんだ。せっかく専用のトランクに入れてきたのに、、しょうがないなぁ。

しぶしぶ、いくつかのレンズを奥様の荷物に移動。どうやら行きの航空会社は重量チェックが少しゆるかったようです。

(ご主人)よし、これで大丈夫だろ。確認してくれ。

(スタッフ)申し訳ございません、、、まだ重量オーバーです、、もう少し荷物を減らしてください。

(ご主人)え? まだかぁ、、しょうがない、じゃあこのレンズも移動させよう。これでどうだい?

(スタッフ)まだオーバーですねぇ、、

(ご主人)えーーー、なんだよ、どうなってるんだ。

だんだんとストレスが溜まってくるご主人。荷物を減らしても減らしてもなぜか重量オーバー。都度、奥さんの荷物に中身を移動させること数回。

ついにトランクの中は空っぽになってしまいました!

(ご主人)これで、どうだ?

(スタッフ)はい、大丈夫です。お持ち込み頂けます。

あー、良かったー、、って、トランク空っぽになったんですけどーーーー。

ご主人もあきれ顔。私も思わず苦笑をかみしめ、ともあれ、30分近く、カウンター前に荷物を広げて大騒ぎしながらの、レンズ移動騒ぎは一段落して一同ほっと胸をなで下ろしました。

ご主人をフォローしようと

(私)見えないけど、きっと想い出が沢山入ったら重くなっちゃったんですね〜笑

と声をかけるも不発、、、。フォロー失敗。。

結局大切なレンズ達は奥さんの服やらと一緒に押し込まれて、レンズ用のトランクケースは空っぽのままドイツへと飛び立っていったのでした。

私もカメラをするので、レンズや機材を大切に扱いたい気持ちはとても良くわかります。それだけに、空っぽになったトランクが不憫だったのでした。

 

●教訓● お客様へのフォロートークを磨くべし