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京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で旅行プランナー、通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

私がガイドをする理由

 

 

もともとのきっかけは

海外と接点のある仕事をしたいなぁ

好きな地元の為に働きたいなぁ、、程度でしたが

仕事を進めるうちに最近ふつふつと沸いてきているテーマがあります。

”京都を多くの人にとって必要な場所にする”

 

ガイドをする為に、多くの寺社の歴史や伝統文化などを再度勉強し直しました。

色々な方からお話も伺いました。

一番心に残った事は、今現存している、どの寺社や文化も何度も潰れたり、荒廃した過去がありました。

それでも、やっぱりここは、このまま潰してしまったらあかん、ここは必要やで(政治的な思惑もあったりしますが、、)、と思って立ち上がった人達がいて、それに共感して資金を出した人、立て直す為の技術を持った人、そして復活したその場所や文化を守り続ける為に、受け継いできた人達がいたという事でした。

そういった人の想いが連なって、今の私たちはこうやって、この景色を見る事ができています。そしてこの景色に興味を持って訪れてくれる人がいるんだと思うと、これまでの人達に感謝の気持ちでいっぱいです。

逆に言うと、同じような状況に置かれて、そのまま復興せずに消えて行った寺社や文化、芸術も多くあります。

必要とされないと、なくなります。

なんでも、かんでも残す必要はない。

でも、多くの人が必要だ、と思うものは必ず時代を超えて引き継がれていきます。

ほんまかは、わかりませんが、戦時中京都が爆撃を逃れたのは以前に京都の街を訪ねた兵士がその魅力を感じ、爆撃対象から外したと聞いています。

 

なので、多くの人にとって、"必要で大切な場所"に京都がなっていくことが

これから時代が色々と変化しても、

守られ、受け継がれていくキーになっていくと感じています。

特に京都で仕事をしていると、自分たちのミッションは”今の時代”担当として、今までの人達が大切に築いてきた文化や資産を、次の時代へきちんと引き継ぐ、という意識で働いている方によくお会いします。

今すぐ結果がでるかどうかではなく、100年後や200年後、もしかしたら1000年後くらいの時間軸で役に立つ事を自分ができているのか、ということを考えさせられます。

 

私は、直接ガイドとしてお客様と接して、メッセージを伝える事ができる立場です。

だからこそ、縁あって京都を旅しにきてくれた方に

少しでも ”ここはお気に入り!” ”大切な場所!” と思ってもらえるように過ごしてもらえれば

これから何かがあっても、京都を大切に想う人達の心でその場所や文化は守られ、そして引き継がれていくんだと信じています。

それが私がガイドをする理由です。

お、真面目に書いてもうた!