京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

悟るってどういう事?

先日お客様と禅寺を訪ねたときの事。

お客様はMBAコースの教授仲間ということで、とにかく理詰め。

質問もガンガン飛んでくるし、英語も早くてやや聞き取れない💦

 

そんな中、庭を見ながら

禅とは仏教とは、、と質問攻めにあいながら時間を過ごしていると

ところで Eri 、”悟り”に達したっていうのはどうやってわかるものなの?

と質問。

ひぇ、、と思っていたら、ちょうど和尚さんがいらっしゃったので伺ってみました。

 

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悟り?

悟りは、皆さんの心の中にあります。

大げさなものやなく、見聞きする事、体験する事を素直に受け取り感じる力やなぁ。

ほら、みてごらん。

そこの木に鳥がやってきたねぇ。

チュンチュンと鳴いて、かわいらしいねぇ。

よく見たら、その木の葉っぱも綺麗な緑色やねぇ。

どうや。

そうやって、ただ感じるんやで。

あ、あれはこういう鳥で、こういう理由でここにやってきている、だから珍しい、そんな珍しいものを見れて嬉しい!

とか、この木はこういう種類の木で、だからこの時期はこんな色の葉っぱになっている。なるほど、綺麗!

とか、そんな感動する為に理由を頭で考えてはいかん。

最近の人は、理由が無いと心が感じれなくなってる気がする。

もっともっとシンプルに。

すっと背筋を伸ばして静かに座る。

それで今見てるもの、聞こえているもの、感じているもの、

それをそのまま感じればいいだけや。

色々なことに、理由はいらへんのやで。

だから、素直に感じるままに、感じて、生きなさい。

そしたら感謝の気持ちが自然と出てくるわ。

自分も自然の一部やなぁって思ったりもするわ。

あ、こういうのも、頭で考えるんやないで

ふっと出てくるんやわ。

とにかく、そういうのが悟りや。

 

お客様:理由はいらない。。

確かに私は職業病で、ついつい物事にロジックや理由を求めてしまう。

そうかぁ、ただ感じることでいいのねぇ。。

 

としっくり来られたようで、

その後30分ほど一緒にぼーっとお庭を見て過ごしました。

すっかりとcalm downしたお客様は、その後のトークスピードもゆっくりとなり

お陰で英語がめっちゃ聞き取りやすくなったのでした。

色々なお寺で、こういうお話を聞く機会はありますが

今回のご住職の話が私的にも一番しっくりきました。

Don't Think. Just Feel!