通訳ガイド2次試験勉強方法
時々問い合わせを頂くのでまとめてみた。
私が受験をしたのは、2014年なので方針は少し変わってきているかもしれないが
1次試験の合格発表があったと思ったら、あと1ヶ月でいきなり2次!という焦らせれるスケジュールは同じだと思うので、最後の1ヶ月強をどのように追い込んだかをシェアします。
まず最初に、2次面接に向けて勉強したことは、現場に出て本当に役に立っている!
というのも、色んな方向から飛んでくるguestからの質問にとっさにまずは簡潔に切り返すという訓練になっている。ということで試験の為の勉強でなく、実践を見据えた勉強になると信じて是非勉強を進めていただければ😃
①スクリプト作り
お題として出てきそうなテーマに対して、1分半程度で説明できるボリュームでそれぞれスクリプトをまとめる。書籍やテキストの内容を参考にするが、まずは内容の整理が大切。お題に対して約2分で何を伝えるか。そしてあくまで自分が話しやすい単語や表現を選んで、自分用のスクリプトに作り替えた。
その時に参考にした書籍はこちら。
英語で語る 日本事情2020
師匠江口先生の名著。私が使用していたのは以前のもので最近新刊が出た!
英語で日本紹介ハンドブック
その後の新人研修で直接お会いして生のガイディングを聞いて感動した松本先生。
結構、この作業が時間がかかったので、取りかかるなら早い方が良い。
即興で話すのが得意な方はスクリプトを作らなくても、それぞれのお題に対して何を伝えるかキーワードだけまとめておくのだけでも良いと思う。
②一人ぶつぶつ
①で作ったスクリプトのお題を、ぱっと見て、2分以内でプレゼンする(自分で2分をキッチンタイマーで計りながら)というのをひたすらブツブツ繰り返す。
ここで大事なのが”声に出す”ということ。ある程度反射的に答えれるくらい何度も繰り返した。
他にも電車で移動中や会社での休憩時間などにも、ぱっと目についたものを見て、それを2分で説明するというのをブツブツブツブツ。だんだんと2分の体感時間がわかってくるようになる。
ちなみに、ガイドになってからもこれは続けていて、どこか新しい観光地やテーマを説明する時にまずはスクリプトを自分なりに作成。その後、シミュレーションをしながらブツブツ話してみて、より自分が話しやすい表現に切り替えたり、またそれを録音して相手から聞き取りやすい内容構成かも確認している。何よりも反復することで、頭よりも口が覚えていき、現場でスムーズに進められる感覚がある。
③ロープレ
これは一人ぶつぶつの発展版。
通っていた学校の友達とSkypeで確か週2-3回くらいのペースで実施。それ以外にもオンライン英会話で、先生にお願いをして出題をしてもらう、等々。とにかく相手からお題をもらって答えるという練習。また通訳の練習もここで何度も交代しながらやった。
普段から英語での会話に慣れている方、留学経験などがある方などは、ここまでしなくても大丈夫かと思う。でも私のように、そういった経験がなく試験に臨む人には、”口慣らし”がとにかく大切。
余談だが、当日までの体調管理も大切。
風邪のはやる季節なので、どうぞどうぞ気をつけて😷
さらに余談だが、当日はもっと大切。
私は、これだけ練習して来たにも関わらず、当日うっかりと逆向きの電車に乗ってしまい試験の集合時間ギリギリ(アウトだったと思う、、)の所を、会場の方も一緒に走って協力してくれて何とか滑り込ませてもらって受験をしたという冷や汗ものだった。
どうぞどうぞ時間に余裕をもって出掛けて下さい🚃
受験される方、皆さんの健闘を祈っております!!