京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。#通訳ガイド#ブログ

ガイドでリピーターを増やすには? <縦と横>

どんな業務も大きくストック型とフロー型に分かれるが、

ガイド、特に私の場合はいわゆるフロー型になると思われる。

というのも、顧客は基本的に欧米からなので、十数時間かけて、数十万円かけてやってくる。つまりそんなに頻繁に日本にやってこれる距離感ではない。

また多くはリタイアした60-70代のリッチなご夫婦が多いので、(失礼ながら)次に日本に来る時までに体調や色々なコンディションが整うかも結構未知数である。

なので、本当に一期一会の可能性は高い訳である。

 

そんな中、ガイドを長く続けて行く中で、安定した顧客獲得は重要なポイントだがリピーターをガンガン増やして行くというのは少し考えづらい。

で、今の私の発想としては、ご本人のリピートではなくて、ご本人の周りにいる方へ繋げていく、というのがテーマだ。

 

横と縦。

横とは、いわゆる友人や知り合い、親戚など。欧米の旅行者にとって日本という旅行先はちょっとマイナーだと思われる。でも日本旅行をした事がある人の近くには、日本に興味を持つ人がいる可能性はやはり高い。

縦とは、次世代だ。今回の旅行者の子供、さらには孫世代にいかにファンを作るか。もし家族旅行の場合には親子で日本の思い出ができる。それがとっても良い思い出であれば、その子が大きくなった時、日本の存在は、他のアジアの国よりもちょっと特別な場所になる可能性は高い。そしてその子が親になった時、また家族旅行先に日本を選んでくれるかもしれない。

という訳で、次世代、次々世代を狙うには、10年以上のスパンが必要だが、今回の旅行者の周りの人を狙うにはすぐにでもできる。

 

今年になって、このお友達紹介がぐっと割合として増えてきた実感がある。

秋に来たお客さんの友人が春にくる。

春に来たお客さんの同僚が秋にくる。

去年きたお客さんの親戚が今年くる。

なんだかまだ自信がなくて、、”積極的に友達ご紹介してくださいね!”と営業はしていないが、”もしあなたの知り合いが京都に来る事があれば、喜んでガイドさせて頂きます”(あ、営業かw)とはThanksメールにはプラスするようにしている。

 

インバウンドの世界で飛び込んですぐの頃、アドバイスをもらった。

遠い国(外国)にいる人を日本に来てもらうのには、営業にも、マーケティングにも、もの凄く手間をお金がかかる。

今、目の前にいる外国人のお客様をしっかり満足してもらえれば、きっとその人がまた新しい人に繋げてくれる。だから目の前のゲストに集中しよう!

幸い、ガイドはサービス最前線で、直接ゲストにリーチできる立ち位置だ。

このメリットを活かして、少しずつでも、世界の色々な国に日本に興味がある人を直接的にも間接的にも増やしていきたいと思う。

 

f:id:kyototravel:20180507191041j:plain