京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。

ツアー中のお宿事情

 

私の場合、多くのゲストは欧米からなので、だいたい日本滞在期間が2週間〜3週間という人が多い。

その中で、京都は通常行程の後半に来るので、それまでの旅路についての、色々な話を聞かせてくれる。そういったやり取りから感じる、お客様が求めているお宿事情。

 

私が感じるには、”快適さ”だ。

旅好きの友達と話していて、なるほど!、と思ったのが ”旅っていうのは、日常と非日常の組み合わせだね”、という点。

特に欧米のゲストからすると、アジア、しかも日本に来るというのは見聞きする事、体験することが、全て”非日常”で、それを求めているし楽しんでいると感じる。

一方で、数週間の旅行になると、”非日常”ばかりでは疲れる。疲れ果てる。

だからいつもの自分のペースで過ごせる、快適な、”日常”が大切だ。

この”日常要素”が宿泊施設に求められていると感じる。

 

自分の国と似たような、ベッドで寝て、食事をして、ジムで体を動かして、スパでリラックス、リクエストにも柔軟に対応してくれて、語学も問題ないスタッフがいて、快適に過ごせる時間があるかどうか。

なので、外資系高級ホテルを多くのゲストが選んでいる理由がよくわかる。基本的に欧米仕様でサービスデザインされており、どこの国に行っても(日本でも)、ある一定基準のサービスを受けられる安心感があるからだ。

 

だから、日系ホテルでは彼らの基準が通用しない事がありストレスを感じている。更に旅館というのは、彼らはあくまで ”日本文化体験”  の1つとして宿泊している印象だ。それは”非日常体験”なので、数週間の滞在のうち1泊か2泊が限界だ。

 

今、各地でどんどんと新しい宿泊施設が作られている。

もしも欧米富裕層顧客をターゲットにするのであれば、日本人が良かれと思って押し付けるサービスではなく、彼らが快適と感じる”日常要素”をいかに提供できるか、というサービス設計が大事に感じる。

 

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