京都の通訳ガイドEriの小話

”大切な人を大切な場所へ”をモットーに地元京都で通訳案内士をやっています。ツアーで出会った愛すべきお客様達とのエピソードや、改めて感じた京都、日本の魅力を綴っています。#通訳ガイド#ブログ

感動のザビエル

お客様に喜んでもらってなんぼのガイド。

なので、お客様が感動している様子はとても嬉しいものです。

感動の表現も様々。

 

Oh!  My!  Gosh! 1語1語リアクションしながら

Oh my goooooosh    ため息まじりに

Waoh......  目をキラキラさせながら囁くように

Terrific...terrific.. 独り言のように

Super Super nice,  So nice,,, テンション高めに

Oh My Goodness ♪ ご機嫌な感じで

 

そんな中、先日のドイツからのお客様。

朝一番の金閣寺、奇跡的に人が少なく、すいている境内。

門を入って、生け垣を抜けて、道なりに左に進んだ瞬間、ぱっと目の前に広がる景色。

 

Wao,,,,,,,,,,Unbelievable,,,,,,(声にならないため息),,,,,,,,

めっちゃ感動してはるわぁ、、、と思ってふと見ると、両手を胸に当てて

うっとりと金閣を見つめるお客様。

その様子はまるで、、

 

『ザビエル!!』

 

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"Eri, こんな素敵な場所に連れてきてくれてありがとう、、

信じられない、こんな景色は今まで見た事が無いよ。

僕はここに日が暮れるまでずっといれるよ。

Oh,,,,,,,,,"

と、大変感じ入って、見つめていらっしゃいました。

 

とっても感動センサーの高いお客様は、その後も感動連発!

そして Oh,,,,と言う度に、『ザビエル』。

最終的には、お寺で庭を見ながら

”Eri, 京都は季節が違うとまた美しいんだろうね。春は桜が舞い散る、秋は山が色づく、、あ〜、想像しただけで感動が押し寄せてくるよ、、、”

と想像力で『ザビエル』。

私も一緒に、なんだかうっとりとした時間を過ごす事ができました。

 

ガイドをしていると、いつも同じ場所に行き、だんだん慣れてしまいがちですが

初めて見た時の気持ちや感覚を忘れずに、

お客様の最初の感動の気持ちを一緒に味わえるように過ごしたいなと思ったのでした。