朝のお迎え
フィリピンから3世代ファミリーのツアー。
朝のお迎えに宿へ。
最近流行のAirB&Bで、いわゆる住宅街の中の一軒家。
ちょっと早めに到着してしまったため、待つ場所もなく朝から住宅街を怪しげにうろつく私。
そろそろ時間かな、と思い、”ピンポーン”とチャイムを鳴らす。
返事無し。何度か鳴らすがやっぱり返事無し。
しょうがないので、”Good Morning〜!!"と言いながら家の扉をあけると
奥様:あー、ごめんごめん。バタバタしてて出れなかった
あれ?まだ準備できてなさそうな予感。
奥様:どうぞ、どうぞ中に入って〜
と言われて、まるでお家にお邪魔するように中に入っていくと居間にファミリー勢揃い。
おばあさま:あら、やだ、お化粧見られちゃった。でも綺麗にしとかないとね。
と良いながらファンデを塗りこむ。
だんな様:Hi! おはよう。よろしくね!
って、めっちゃパソコンで仕事しているけど、出発できます?
あれ、子供たちは、、?と思うと
奥様:まだシャワー浴びてるのよ
え?
奥様:あ、それとこちらが父です。
おじいさま:おはよう、どうぞよろしく。
ゆったりとした物腰、、、もそのはず足があまり良くなく、そして目もほとんど見えないとのこと。。
え、、今から、結構なウォーキングツアー大丈夫なのか。。
不安な滑り出し。
しかも10分後に来る、20分に1回しかこないバスに何とか乗りたい。
おしゃべり好きの奥様が、あそこと、ここと、ここも行きたいわぁ、、と地図を見ながら色々話しかけてくるけど、
というか、皆さん全然準備できてませんやん、、、
私:実は金閣寺行きのバスが10分後に出るので、それに乗りたいんです。。。けど無理ですよね。。そうなると20分後になるのですが、、、
奥様:えー!!そうなの!そりゃ大変!みんな急いで〜!!
え?それ目指す?目指しちゃう?
とにかく母の号令がかかり、バタバタのバタバタ。
おじい様はおばあ様と共に、先にスタート。少しでも距離を進んでおいて頂きつつ、準備しながらもバシバシくる奥様の質問を打ち返しながら、子供のカバンを探したり、行きたくなーい、という娘をなだめたり、あれ鍵がないよ〜、とマイペースなご主人の鍵を探したりしながら、息子の髪はビショビショなまま、なんとか出発。そしてバスに乗車!
っふ〜。良かった良かったと皆でハイタッチ。
こうしてドタバタのツアーがスタートしたのでした。
次に続く、、